昭和生まれの私の、最初のカメラの思い出は、フィルムカメラでした。 母親がよく写真を撮っていたのですが、フィルムをセットして、まず巻き上げてから、大事にシャッターを押していたことを覚えています。 最近また、あえて、フィルムカメラを使う人が増えてきたことをご存知ですか?
- フィルムカメラとは
- フィルムカメラの魅力とは
- フィルムカメラの選び方
- おすすめフィルムカメラリスト
フィルムカメラとは
フィルムカメラを使ったことがない方は多いと思います。フィルムカメラは、カメラに「フィルム」を入れて撮影し、フィルムを化学的に現像することで、写真にするタイプのカメラです。デジタルカメラが生まれる前のカメラはほぼ全てフィルムカメラでした。 デジタルカメラが一般化するにつれ、フィルムカメラの生産台数は激減しましたが、現在ではデジタルカメラとは別のものとして、使う人が少しずつ増えています。
フィルムカメラの魅力
まず、デジタルカメラと異なり、「撮り放題」ではないので、一発勝負的な気持ちで集中してカメラに向かうことです。デジタルカメラでは、ものによっては、一秒間に6-8枚の連写ができたりするので、数を撮れば1枚くらいいいものが撮れているだろう、という気持ちになってしまいがちですが、フィリムカメラでは、フィルムの数は有限、無駄にしたくないと言う気持ちになりますし、デジタルカメラのような連写機能がない場合が多いので、一枚一枚の写真に集中します。
また、デジタルカメラでは、撮影後にフィルターをかけたり、様々な加工をしたりすることが可能ですが、フィルムカメラでは、撮影前に設定する必要があります。
もちろん、デジタルカメラの方がずっと便利なのですが、フィルムカメラに比べて散漫な写真になりやすいのですよね。
また、フィルムカメラでは撮影中に写真を確認できないことも、不便さといえば不便なのですが、逆に考えると、現像の楽しみがあります。集中して撮影した、一枚一枚の写真が、どんな風に仕上がってくるのか、待つ時間も楽しみですし、うまく撮影できたときの喜びは大きいです。デジタルカメラよりも、「作品」を作りやすいのがフィルムカメラだと言えるかもしれません。
フィルムカメラの選び方
フィルムカメラの場合、中古を選ぶ場合が多いと思います。フィルムカメラ初心者の場合は現在でも生産されている35mmフィルムを使うタイプのカメラを選びましょう。中古の場合、すでに生産が終了している、APSフィルム・110フィルムを使うタイプのカメラもあるので気をつけてください。
また、中古の場合は、型名をネットで検索し、使用方法の解説が手に入るかどうか確認してください。また、フィルムカメラには、オートフォーカスや自動設定などはついていないことがほとんどです。マニュアルで様々な設定ができることがフィルムカメラの魅力ですが、初心者はあまり難しすぎると飽きてしまいます。簡単に始められそうなものを選びましょう。
おすすめフィルムカメラリスト
[LEICA M-A Typ 127] オシャレなデザインも魅力のレンジファインダーフィルムカメラ。独特の風合いの写真が撮れるので、愛用者が多く、中古品・新品ともに多く流通しています。
本体サイズ:約77×138×38 重量:578g(バッテリー含む) 価格:新品で80万円台。
[ニコンやキャノンの一眼レフフィルムカメラ]
ニコンやキャノンのフィルムカメラの場合、中古のカメラであっても、現在新品で発売されている同社製レンズと互換性がある場合があります。ただし、機種によってはオートフォーカス機能は使えません。また互換性がない場合もあるので、必ずカメラ店で確認してください。一眼レフフィルムカメラ本体の中古品は、数万円で手に入ることが多いのですが、レンズの方が高額であることが多いので、デジタル一眼レフを持っている方は、レンズに互換性がある同じメーカーのフィルムカメラを検討すると良いかもしれません。
[コンパクトフィルムカメラ]
コダック|Kodak M38 フィルムカメラ メーカー希望小売価格:4,950円(税込)
イエロー、ホワイト、ブルー、レッド、ラベンダーなどのカラフルなボディとフラッシュ内蔵で4000円台の手軽さが人気のフィルムカメラ入門機。子供にも人気です。